好きなお酒で性格はわかる?注文と人柄を分けて考える会話例
ビールを頼んだ人は社交的、ワインを選んだ人は繊細、と注文から性格を読み取れるのでしょうか。このサイトでは、その判断を裏づける根拠を示せていません。ここでは旧説明を訂正し、注文として確認できたことと、人柄についての推測を分ける例を紹介します。
酒の種類別の性格説明を撤回します
これは酒の好みと性格に関する研究を網羅し、関連が一切ないと結論したものではありません。このサイトの旧説明を、個人の人柄を判断する根拠として提供できないという訂正です。
「好きなお酒」と「診断で出た酒名」は別の情報です
お酒タイプ診断の24問には、好きな酒を選ぶ質問がありません。たとえばQ19は「定番・王道を選んでおくと安心する。外したくない。」です。採点処理は回答の点を4軸に分け、コードを酒名へ対応させています。好きな酒を入力して性格を推定する処理でも、回答から味の好みを予測する処理でもありません。
全問「ややそう思う」なら合計は全軸0点ですが、同点規則で音頭とりビールになります。「あまりそう思わない」に全部変えても同じです。ビールが好きか、場を盛り上げるのが得意かは、この計算から分かりません。16種の対応表と配点例で仕様を確認できます。
注文を見たときの、事実・推測・確認
以下は記事用の架空例です。食事会で相手がお茶を注文した、という場面から考えます。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 確認できたこと | メニューを見て、お茶を注文した。 |
| 自分の推測 | 静かに過ごしたい人なのかもしれない、と思った。 |
| まだ分からないこと | 注文した理由、話したい内容、次の集まりへの参加希望。 |
| 必要な確認 | 追加注文をまとめるなら「次に何か頼むものはある?」と聞く。 |
注文理由や体調を説明してもらう必要はありません。飲み物の確認と、集まりの希望の確認はそれぞれ行えます。
A「次は大人数の食事会を考えているけれど、参加したい?」
B「今回は見送る。別の日に二人で昼食なら行きたい」
A「わかった。昼食の候補日を送るね」
この会話で得られたのは今回の参加希望です。「お茶を選ぶ人は少人数好き」という一般則でも、いつも少人数を望むという性格判定でもありません。会話の成功を保証する手順ではなく、注文からの推測を本人への確認に置き換えた作例です。
酒名を使って遊ぶなら、本人の言葉を先に置く
結果を話題にしたい場合も、名前に合う役割を割り当てる必要はありません。次の例は、診断名と実際の希望を並べるためのものです。
「結果は『まとめ役ハイボール』だった。でも今日は進行役を引き受けず、参加だけにしたい」
「『じっくり日本酒』の名前は気に入った。実際に何を飲むかとは別で、今日はお茶にする」
「聞き上手な赤ワインだから相談を聞いて」「音頭とりビールだから乾杯して」と、名称だけを理由に人へ頼むことは避け、引き受ける希望があるかを確認します。自分の結果を共有せずに終えても構いません。
診断名を飲酒の理由にしない
飲まない人が「もし飲むなら」を想像したり、タイプ名の酒を試したりする必要はありません。厚生労働省のガイドラインは、飲酒する習慣のない人などに無理に飲酒を勧めることは避けるよう示しています。出典:健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(本文1ページ「趣旨」)。
旧記事の「自分のペースで無理なく」という言い方を、安全な飲酒の保証として読むこともできません。この診断は体質・病歴・服薬などを評価しておらず、飲めるかどうかや量の助言には使えません。