飲み会での立ち回り方
苦手な人もラクになるタイプ別のコツ
飲み会と聞くと、行く前からちょっと気が重くなる。そんなきみは、けっこう多いと思います。何を話せばいいかわからない、盛り上げなきゃと気を張ってしまう、帰るころにはどっと疲れている。飲み会が苦手なのは、きみのコミュニケーションが下手だからではありません。ただ、にぎやかな場の空気が、きみの心地よいペースとちょっとズレているだけなんです。この記事では、飲み会が苦手なきみや気疲れしやすいきみに向けて、無理のない立ち回り方を、タイプ別にやさしく提案していきます。読みながら「これならできそう」と思えるコツを、気楽に持ち帰ってみてください。
飲み会が苦手でも、大丈夫です
先に、いちばん大事なことをお伝えします。飲み会で無理に盛り上げる必要は、まったくありません。そして、お酒を飲まなくてもぜんぜん大丈夫です。ソフトドリンクで乾杯すればいいし、話すより聞いているほうがラクなら、それで十分に場に居られます。「飲めないと楽しめない」「盛り上げないと浮く」というのは、思いこみにすぎません。この記事は、飲み会をむりやり好きにさせるためのものではなく、苦手なままでもラクに過ごせる居方を見つけるための読みものです。読んで自分を責める必要は、まったくないので安心してください。
飲み会が「気疲れする」のはなぜ?
飲み会のあとにどっと疲れるのは、体ではなく気持ちのほうが働きすぎているからかもしれません。多くの場合、その正体は「役割を演じすぎている」ことにあります。場を明るくしなきゃ、話を回さなきゃ、みんなを楽しませなきゃ。そんなふうに、いつのまにか自分に大きな役まわりを背負ってしまって、常にアンテナを張りつづけている。だから、盛り上がっているそばで、きみだけがひとり気を張って疲れていく、ということが起こります。
でも、よく考えてみてください。その「場を回さなきゃ」という思いは、本当にきみがやらなきゃいけないことでしょうか。飲み会は、誰かひとりが背負って盛り上げるものではありません。みんなが少しずつ持ちよって、なんとなく成り立っているものです。きみが全部を引き受ける必要はどこにもないんです。まずは「わたしが場を回さなくてもいい」と、肩の荷を一つ下ろしてみる。それだけで、気疲れはずいぶん軽くなります。
盛り上げなくていい、という選択
飲み会というと、明るくしゃべって場を沸かせる「盛り上げ役」が主役のように見えます。でも実は、飲み会にはもっといろんな役まわりがあって、そのどれもがちゃんと場を支えています。盛り上げるのが得意な人ばかりだと、かえって場は落ち着きません。うなずいて話を受けとめてくれる人がいるから、話す人も気持ちよく話せるんです。
たとえば、相手の話にじっくり耳をかたむける聞き役。「うんうん」「それでどうなったの」とあたたかく相づちを打つ相づち役。空いたグラスにそっと気づいて、飲みものやおしぼりを回す整え役。どれも、前に出て笑いを取るわけではないけれど、その場をなめらかに支える立派な立ち回りです。盛り上げ役をやろうとして空回りするより、きみが自然にできる役まわりで居るほうが、まわりにとってもずっとありがたい。盛り上げないという選択は、けっしてサボりではなく、きみらしい貢献のかたちなんです。
タイプ別・無理のない立ち回り
ひとくちに「飲み会が苦手」といっても、その理由や心地よい居方は人によってちがいます。ここでは、性格の味わいを4つのパターンに分けて、それぞれの無理のない立ち回りを見ていきましょう。自分の性格をお酒の味わいにたとえた16種の全体像は、お酒タイプ診断16種を全解説でくわしくたどれます。まずは「これ、わたしっぽいかも」というパターンを探してみてください。
にぎやか派 — 場をあたためつつ、休む勇気も
人といるとテンションが上がって、つい場を盛り上げてしまうタイプ。飲み会そのものは苦手じゃないけれど、頑張りすぎて後からどっと疲れる、というのがこのタイプのつまずきどころです。無理のないコツは、盛り上げるオンの時間と、静かに飲みものを味わうオフの時間を、自分のなかで交互に作ること。ずっとアクセルを踏みつづけず、ときどき一歩引いてまわりに光を当てると、疲れずに長く楽しめます。まとめ役として場をつなぐのが得意なまとめ役ハイボールのような人は、この「引き際」を覚えると、ぐっとラクになります。
静かじっくり派 — 聞き役という最強の居場所
大勢でわいわいするより、少人数でじっくり話すほうが好きなタイプ。にぎやかな飲み会だと、話に入るタイミングがつかめず、気疲れしやすいのがこのタイプです。でも、無理に自分から話そうとしなくて大丈夫。きみには「聞き役」という、とても心地よい居場所があります。相手の話にあたたかくうなずくだけで、話し手はうれしくなるもの。むしろ、じっくり聞いてくれる人は場に一人か二人しかいない貴重な存在です。凪ぎの緑茶ハイのように穏やかで自然体なきみは、そこに居るだけで、場にほっとする空気を届けています。
気配り派 — さりげない整え役でいい
まわりの様子が気になって、つい気をつかいすぎてしまうタイプ。みんなが楽しめているかな、あの人ひとりになってないかな、と目を配って、気づけばへとへとになっている、ということが多いはずです。このタイプにおすすめなのは、気配りを「全員」ではなく「手の届く範囲」にしぼること。となりの人の空いたグラスに気づいてあげる、話に入れていない人にそっと話をふる。それくらいの、さりげない整え役で十分です。気くばりジントニックのようなきみの気配りは、それだけで場をきれいに整えています。全部を背負わず、自分の休憩も気配りの対象に入れてあげてください。
マイペース派 — 自分のリズムを守っていい
まわりのテンションに合わせるのが少し苦手で、自分のペースを乱されると疲れるタイプ。飲み会の「みんなで一斉に盛り上がる」空気が、どうにも居心地わるく感じることがあります。このタイプは、無理にまわりのリズムに乗ろうとしなくて大丈夫。自分のペースで飲みものを味わい、話したいときに話し、聞きたいときに聞く。それでいいんです。「あの人はマイペースだよね」と思われても、それはきみの持ち味であって欠点ではありません。飾らない自然体でいられるきみは、場のなかで一人くらいいると、まわりもかえってほっとするものです。
飲めない・飲みたくない日の過ごし方
「お酒を飲まないと場に入れない気がする」。そんな不安を持っている人も多いですが、まったく心配いりません。飲めない日も、飲みたくない日も、ソフトドリンクで堂々と過ごして大丈夫です。最初の乾杯だって、ウーロン茶やジュースでかまいません。飲む量で、その人の楽しさや価値がはかられたりはしません。
頼み方や断り方も、やわらかい言い回しを一つ持っておくと気がラクになります。「今日は車なので」「あまり強くないので、ソフトドリンクにしますね」「ゆっくりいきます」。このくらいさらりと伝えれば、たいていはそれで通ります。もし強くすすめられても、笑顔で「ありがとうございます、でも大丈夫です」と繰り返せば、無理に飲む必要はありません。飲めなくても飲み会は楽しめる、というくわしい話は、お酒が弱い人の飲み会の楽しみ方にまとめているので、あわせてのぞいてみてください。
帰りたくなったら
飲み会の途中で、ふっと「もう帰りたいな」と思うこと、ありますよね。それは、わがままでもなんでもありません。にぎやかな場でエネルギーを使いきってしまって、静かな場所で回復したくなっただけ。そういう人は、思っているよりずっと多いんです。無理して最後まで居つづけて、次の日にどっと疲れを持ちこすくらいなら、心地よいところで切り上げてしまうほうが、ずっと自分にやさしい選択です。
切り上げるときも、大げさな理由はいりません。「明日はやいので、お先に失礼します」「今日はありがとう、楽しかったです」。そう伝えて、さっと立てば十分です。途中で帰ったからといって、きみの印象が悪くなることはほとんどありません。むしろ、無理して不機嫌そうに居つづけるより、機嫌よく去るほうが気持ちいいものです。そして帰ったあとは、一人の時間でゆっくり自分を満たしてあげてください。にぎやかな場のあとに静けさで回復するのは、とても自然なこと。その一人の時間のすごし方は、一人の時間のすごし方にヒントをまとめています。
苦手なままで、いい
飲み会を好きになる必要はありません。苦手なままで、無理のない居方を見つければいいだけです。盛り上げなくていいし、飲まなくていいし、疲れたら帰っていい。自分に合ったペースと役まわりを知っておくだけで、飲み会はぐっとラクな場所に変わります。
飲み会の立ち回りに関するよくある質問
飲み会が苦手でも行くべき?
行く・行かないに、正解はありません。気が乗らない日は断ってもいいし、顔を出したい日は出せばいい。それだけのことです。もし行くなら、盛り上げ役をやろうと気負わず、聞き役や整え役といった無理のない立ち回りで過ごしてみてください。苦手なのはきみが悪いからではなく、にぎやかな場が合わないだけ。自分に合う関わり方を選べば、飲み会はぐっとラクになります。
お酒を飲まないと浮きますか?
浮きません。ソフトドリンクで十分ですし、乾杯もウーロン茶やジュースで問題ありません。飲めない・飲みたくないのはまったく普通のことで、それで場の楽しさが減るわけでもありません。「今日は車なので」「あまり強くないので」とやわらかく伝えれば、たいていはそれで通ります。飲む量で自分の価値がはかられることはないので、安心してください。
盛り上げ役をやらないとダメ?
そんなことはありません。聞き役も、相づち役も、飲みものやおしぼりをそっと配る整え役も、どれも立派な立ち回りです。場を回す人ばかりだと、かえって落ち着きません。うなずいて話を受けとめてくれる人がいるから、話す人も気持ちよく話せます。無理に前へ出ようとせず、きみが自然にできる役まわりで場に居れば、それで十分に役立っています。
自分に合う立ち回りを知るには?
無料のお酒タイプ診断で、きみの性格を16種のお酒の味わいにたとえて知ることができます。にぎやか派か、静かじっくり派か、気配り派か、マイペース派か。自分の持ち味がわかると、飲み会でどんな居方がラクかが見えてきます。全24問・約2分で、飲めない人も同じように楽しめる見立て診断です。
まとめ
飲み会が苦手でも、気疲れしやすくても、それはきみのせいではありません。ただ、にぎやかな場のリズムが、きみの心地よいペースとちょっとちがうだけ。だから、無理にそのリズムに合わせようとしなくていいんです。盛り上げ役は誰かにまかせて、きみは聞き役でも、整え役でも、マイペースな一人でも、自分の自然な役まわりで居ればいい。それで、場はちゃんと成り立ちます。
お酒だって、飲みたくなければ飲まなくて大丈夫。ソフトドリンクで乾杯して、疲れたら心地よいところで切り上げて、あとは一人の時間でゆっくり回復する。そのくらい自分にやさしくして、ちょうどいいんです。飲み会を好きになる必要はありません。苦手なままで、ラクに過ごせる居方を一つ持っておく。それだけで、次の飲み会はきっと、今より少し軽い気持ちで迎えられます。
自分がどんな味わいのタイプで、どんな立ち回りが向いているかを知ると、飲み会との付き合い方がふっとラクになります。無料のお酒タイプ診断は、全24問・約2分で、きみの持ち味を16種からやさしく教えてくれます。お酒が飲めない人も同じように楽しめるので、気軽に試してみてください。